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おめでたいの鯛

頭がおめでたい

変な夢見てから、幸運が続いてる3

~前回までのあらすじ~
怖い夢を見る→夢占いで自分を変えるチャンスだと知る→思い切って髪の毛短くしてみた

 


前髪があがり、おでこが見えるようになってしまった


とても涼しく、髪が目に入る心配もないのでとても心地よいのだが


やはり恥ずかしい


手でおでこを覆ってしまいたい


しかし、クヨクヨしていても仕方がない


なんたって今日の自分は新しい自分なのだから


そう言い聞かせ、キャンパスを歩く

 

風がぼくのおでこをなでる

 

「前髪がないって革命だな?」

 

なぞの言葉をつぶやきながらまた歩く

 

 


必修の講義では必ず知り合いと会う


「おおっ、めっちゃ髪切ってる!!」って言われると思って身構えていたのだが


彼らの反応は想像以上に薄いものだった


「ああ、切ったんだ」


まるで興味のない様子だった

 

そんなことより勉強しようぜとでもいうかのように、また無言でテキストを読み始める


ぼくにとっては今までで最大のイメチェンともいえるほどのものなのに


もうちょっと何か言ってくれてもいいじゃないかっ!

 


自分が思っているほど他人は自分のことを気にしてない


ってこういうことか、と1人で納得した

 


実は、その日も何か起こるだろうと朝から期待していたのだが


起こった!!!!!!!!


知り合いだけど、話す機会もないから全く話さないという関係の女の子がいるのだが


話しかけられた!!!!!!!!!!!!

 

「鯛くん!」


ぼくの隣までかけより、廊下を一緒に歩く


「鯛くん、髪切った?」


ぼくの顔を除いて、にっこりスマイルでそう言った


彼女の笑顔はかなりかわいい


なぜかわからないけど、笑った瞬間、髪の毛がふわってなるんだ


それを由来にぼくは彼女のことを風属性と呼んでいる(心の中で)


「昨日切ったばっかり。初めて短くしたから今とても恥ずかしい。。似合うかな?」


似合うよって言ってほしくて、思わず聞いてしまった


「うーん。。前の方が。。。いや、まだ見慣れてないからかもしれない。」


ガビーン、美容師3人は似合うって言ってくれたのに、やっぱり似合ってないのか

美容師はその場しのぎで、客を満足させるためだけにそう言ったのか

かなちぃ


「そうだよね、違和感あるよねー」


涙をおさえながら、ぼくはなんとかそう言った

 

その後も同じ所属のサークルの話をしたりして、かなり盛り上がった


髪型似合ってない疑惑はショッキングだけど


そんなことどうでもよくなってしまうくらい、とても楽しい時間だった(約3分)

 

髪切って良かったと心からそう思った