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おめでたいの鯛

頭がおめでたい

困ってる人を困ってるときに助けると女神になれるらしい

 

ぼくは教室の目の前で焦っていた。

 

残り5分。

 

ベルがなるとレポートは受け取ってもらえない。

 

しかし、ホチキスどめしていない状態のレポートは認められない。

 

せっかく前日夜2時までがんばって仕上げたレポートが。。

 

 

何人もの人がぼくの横を通りすぎる。

 

教室に入ってすぐに座っている先生にレポートを提出してから自分の席に着くのだ。

 

 

教室に入る何人もの知り合いにホチキスを持っていないかと聞く

 

その努力もむなしく、首を振って教室へ入る知り合いたち。

 

見捨てられたような、他人ごとと思われたような。

 

だんだん悲しくなってくる。

 

 

これは仕方ない。

 

最終手段に出るしかない。

 

先生に事情を話してホチキスを貸してもらおう。

 

素直に告白すると先生は・・・

 

「ホチキスはないねー」

 

 

断られた。

 

もう一気に萎えた。

 

何のために昨日がんばったのだろうか。

 

何のために今日眠たい目をこすりながら学校まできたのだろうか。

 

たまたまホチキスをとめるのを忘れただけで、どうしてこんな思いをしなければならないのだろうか。

 

 

また1人知り合いが教室に入ろうとする。

 

「ホチキス持ってる??」

 

絶望の表情で聞くぼく

 

どうせ持ってないんだろうなー持ってなかったらもうどうしよう帰ろうか

 

未だかつてなくネガティブ思考がはずむはずむ

 

 

「あー持ってるよ」

 

 

なんとまー予想外の返事でぼくはびっくり

 

 

ホチキスを受け取ると音速で紙をとめて提出した

 

 

ありがとうを超えた感謝の気持ちがあった。

 

 

女神や~(男なのに

 

ぼくはつぶやいた。