おめでたいの鯛

頭がおめでたい

子どもが病気にかかるのは親の愛が欲しいから

数年前、「子供の病気は親のせい」みたいなタイトルの本を読んだ。

 

親の愛さえきちんと伝わってれば、子供は病気になる理由がない。

 

という趣旨の本だった。

 

なーに言ってんだ、菌が存在する限り愛もくそもねえだろ。

 

って当時は思ってたんだけど。

 

最近になって、やっぱその通りだなって思えてきた話。

 

 

 

親が心配してくれるから

 

ぼくは、小学生のとき何度か仮病をつかったことがある。

 

どうしても学校行きたくなくて、「調子悪い~」と言ってみる。

 

そしたら、母がすぐに学校にお休みの連絡いれてくれて

 

消化にいい食べ物飲み物揃えてくれて

 

リビングに布団しいてくれた。

 

飲み物も飲みやすいようにと丁寧にストローまで用意してくれて

 

時折、具合のほどを聞いてくれる。

 

苦しみを表現したいのは本能に近い。

 

聞いてくれることがどれだけうれしいことか。

 

いつも何かに怒ってばかりの母が

無条件で優しくしてくれる。

とっても嬉しかった。

 

 

風邪引きはご褒美

 

小学生のとき、ぼくは決まって年に3回風邪をひいていた。

 

もちろん意図的にではない。

 

しかし、ぼくにとって「風邪ひきはご褒美」だった。

 

風邪をひくと、

・学校に行かなくていい

・消化にいい、おいしいものが食べられる

・母に優しくしてもらえる

・昼間テレビを見て過ごせる

 

とメリットが4つもあるのだ。

 

デメリットは、ちょっと辛い

っていうだけ。

 

ただ、体調が辛いのは正直どうでもよかった。

 

優しくされたり、快適に過ごせたりする方が抜群にうれしかった。

 

 

アトピーのおかげ

 

風邪の年3回周期が終わると

 

今度はアトピーにかかった。

 

かゆくてかゆくて、どうしようもなかった。

 

どれだけ原因をつぶそうと努力してもダメだった。

 

寝てるときに無意識にかいてしまって、皮膚は傷がつくばかり。

 

皮膚科にたくさん通った。

 

当時はつらい辛い、とずっと思っていたが

 

今思い返してみれば、母とコミュニケーションをとる貴重な機会だったのかもしれない。

 

アトピーがつらいと母に訴え

母は同情から親身になって聞いてくれる。

 

布団をまめに洗濯してくれたり

ちくちくしない服を買ってくれたり

いろんな軟膏やワセリンを買ってくれたり

試行錯誤してくれた。

 

子どもにとって親とは唯一頼れる人間なのだ。

 

アトピー治療という共通の目標ができたことで

 

親子で共に考え、行動し、話し合った。

 

愛ってこういう瞬間に感じるんだと思う。

 

こういう瞬間が大事なんだと思う。

 

 

病気にかかるのは親のせいじゃない

 

ただ、勘違いしないでほしいのは、

 

病気にかかるのは親の愛不足

なのは事実だけど

 

病気にかかるのは親の責任

というのは間違ってると思う

 

愛不足っていうのは、そもそも

親が子供に愛を与えていないという意味ではなく

 

子どもが親の愛を感じられてないということ。

 

子どもを愛したい親と

親に愛されたい子ども

 

どちらも思いは同じなのに

ちょっと方向性がずれてすれ違ってしまっているだけ

 

別に誰が悪いとかそういうのはない。

 

ちょっとお互いすれ違っちゃってるよ

っていうただのメッセージ。

 

それを受けて、行動をちょっとずつ変えていけばいいの。

 

ぼくと母をつなげてくれた病気に感謝。