おめでたいの鯛

頭がおめでたい

バイに対する偏見を乗り越えて友情を築いた話

ぼくには、バイの友達がいる。

性別は男だけど、男女どっちもイケるタイプだ。


そいつは、元から下ネタが激しいやつだった。

ぼくらが出会ってすぐ、まだ彼がバイだと知らなったころだ。

見せあおうぜ?

とか

セクシーショットよろしくぅ~

とか頻繁に言ってくるもんで

気持ち悪ささえ覚えるほどだった。


そんで、ある日、カミングアウトしてきた。

おれ実はバイなんだー。

って。


その告白を受けた瞬間。

過去のすべてがつながった気がした。


頻繁に言ってくる下ネタは、

欲にまみれた発言だったのか、と。

あわよくば、いい思いしようとか考えてたのか、と。


ずっと友達だと思ってたのに、

そういう風に思われてたのか、と。

結構ショックだった。


それ以来、少し距離をあけるようになった。


そんで、しばらくしてから、

性同一性障害の人に対する社会の厳しい態度のニュースをみた。

ぼくは、まったく偏見もなにもないけど

みんな何を恐れてるんだろう。

バカだな。

なんてつぶやいたときに

あることに気づいた。


それおれじゃん‼‼‼


というのも、彼とも友情崩壊は

ぼくのバイに対する偏見が含まれてるのかもしれない

と気づいたからだ。

同性愛者=危険かもしれない

という警戒心を自ら生み出してるのかもしれない


だとしたら、そのせいで友情崩壊ってホント悲しい


そう思ったときに

もう一度話を聞いてみた。

「今までの下ネタとかどういうつもりだったの?」

「それがちょっと怖かった。」

って言ってみた。


そしたら、

「下ネタはほんとにジョークだった。」

「お互い同意のもとでの行為しか興味ない。」

って言ってたから、それを信じた。

信じるだけの信頼があったから。


「おれは彼女ひとすじだから」

「絶対他の人とは交わらないからね!!」

「性別もなにも関係ないから!!」

って念を押しておいたからもう大丈夫だと思う。


このストーリーを別の友達に話したら、

「こわっ、やめた方がいいよ?」

って言われたけど、それだよ

その発言がさー

マイノリティの社会での生きにくさを生んでるんだよ。


だからこそあえて、ぼくは、彼を信じる。

今度、一緒に温泉行く約束した


「筋肉見せて♪」

とか発言は相変わらずだけど

「おっけー」

とか返信してみた。


正直、温泉行くのもお互い裸になるわけで

ちょっとだけ怖い気持ちもあるけど

あえて踏み込んでみる


こうやってどんどん踏み込むことで

偏見をどんどんなくしていければいいなって思うよ。