おめでたいの鯛

頭がおめでたい

心の底に眠るワクワクを引き出してくれる本「TOKYO0円ハウス」

本のレビューなんて今までに一度もしたことないけど

この本だけは、レビューせずにいられませんでした。

 

難しい言葉とか全く使えないけど

20歳フリーターのぼくが

今年一番、感動し、興奮した本です。

 

とにかくワクワクした。

久しぶりにこんなにワクワクした。

小学校の頃、秘密基地を作ろうとしたときみたいな。

全く何もない状態から何かを作り出す。

裁量権が100%自分にあって何のしがらみもない状態。

クラフト系のゲームをやるとき以上の興奮を疑似体験してしまった。

 

ホームレスに対する印象が180度変わった!


一番びっくりしたのは、

ホームレスもきちんと社会の歯車に混ざっていたこと。

 

ホームレスは、ぼくにとって“言ってはいけないあの人”みたいな存在だった。

みんなが見て見ぬふりをしてる触れちゃいけないもの。

何考えてるかわからない怖い存在。

そう思ってた。

 

でも、彼らに協力的な人もたくさんいた。

政府ですらも彼らに排他的では人がたくさんいる。

なんとか省だって積極的に排除しようとしてない。

警察だって人権を守ろうとしてくれてる

 

いたずら少年の逮捕に協力してくれる警察。

形式上としての一時撤去をきちんと事前通告したり、

一時撤去、当日も優しさを見せるなんとか省。

アルミ缶を譲ってくれる近所の主婦たち。

処分予定のバッテリーを譲ってくれるガソスタの人。

 

いろんな人が彼らとかかわって生きてる。

 

リサイクルの可能性は無限大


あらためてリサイクルの大切さも知った。

ぼくにとって、“ゴミ”という存在もまた“言ってはいけないあの人”状態だった

見て見ぬふりをせざるを得ない問題だった。

 

でも、今日気づいた。

ゴミを出さない生活だってできるんだって。

ゴミだって見かたによっては、再利用することができる。

もちろんそれは知ってた。

知ってたつもりだった。

 

でも、実際に、じゃあどんな再利用方法があるだろうかって

一日中考えたことなんてない。

本気で考えたことはなかった。

知ってるつもり。

考えたつもり。

ただそれだけだった。


ホームレスになりたいと思った

 

これは、自分でもびっくりした。

ホームレスの実情を知って、うらやましく思った。

なんて自由でなんて素敵な生活なんだろう。

そう思った。

 

でも、やっぱりお風呂事情なんかはまだメンタルブロックが外れないところもある。

昼間は普通の仕事をして、夜は土手で眠る。

そんな生活を思い描いた。

土手で寝ることの善悪判断は、よくわからない。

どうしてもダメっていうのなら。

なんなら土手で寝なくてもいい。

2畳くらいの土地を買って

その上に自分の家を建てたいと思った。

 

裁量権100%の爽快感

 

現代人は、裁量権が低いのかもしれない。

所有しているもののどれだけを理解できているのだろうか。

利用しているもののどれだけを理解できているのだろうか。

 

例えば、ぼくが今目の前にしてるパソコン。

どういう仕組みで動いててなにがどうなっちゃってるのかさっぱりわからない。

 

お給料が振り込まれる銀行。

いったいどんな仕組みなんだ?

 

ぼくらはそういうことも知らずに、

知らないままにそれとともに生きてる。

知らないものに依存したまま生きているんだ。

これは、非常に不安定な状態。

 

これがぜーんぶわかるようになって自分で再現できるようになれば

“一体感”なるものが生まれて幸福度が上がるのかなって思う。

ホームレスの人は、その“一体感”なるものが100%に近いと思う。

家が壊れてもすぐ作り直せる。

ぜーんぶ自分でゼロから作り上げたものだから、その原理を知っている。

 

仕事だってゼロから自分で作り上げたんだから

今の空き缶拾いが稼げなくなったとしてもまた次のモデルを探せる。

 

彼らは世の中の原理を知ってる。

どういう風に動いてるか理解してる。

 

逆にぼくらはただハウツーを知ってるだけ。

お金という1つのハウツーを知ってるだけだ。

だからぼくらは100%金というハウツーに依存しているのだ。

金を通してでしか生活することができない。

パソコンを直すのにも

家をなおすのにも金がいる。

金がなくては、他に方法がないのだ。

 

しかし彼らはどうだ?

彼らの依存先は、金だけじゃない

物々交換だってできるし

ゴミという名の無限に湧き出る資源を有効活用するすべを持っている

さらには、自然や公共設備を最大限に利用している。

 

モバイルハウスの可能性

 

固定観念が吹っ飛んだのはこれ。

モバイルハウス!?

家って動いていいの!?

動いていいんだ!

家って不動産じゃなくてもいいんだ!!?

家に車輪つけて動かしてもいいのか!!

ってすげーびっくり( ゚Д゚)した。

 

現実的に言えば、車やバイクを改造してそこに住んでもいいわけだ。

世の中でお金の循環が大切なように、

人間の血液の循環が大切なように、

家も循環したら、莫大なエネルギーが生まれるんじゃないの!?

なんて壮大な世界が広がった。

 

あのほりえもんだって、家をもたない生活送ってるらしいじゃないの

時代は、所有じゃなくて賃貸だよな!とか思ってたぼくがあほらしくなってきた。

本の著者ののホームページを読んでたら、

なんと水上で過ごしてるホームレスさんもいるじゃないの!

そんなこともしていいんだ!

って僕の中の固定観念がパリッパリにはがれたよ。

ホームレスは可能性に溢れている!

 

将来彼らの収益源となるリサイクル業やろうかなーとかも考えるほどだよ。

大きなエネルギーをありがとうございます。

最高の本でした。

 

 

 

 

TOKYO0円ハウス0円生活 (河出文庫)

TOKYO0円ハウス0円生活 (河出文庫)