【変圧器】違いが分かる！220V⇔100V・容量1500W徹底比較！【価格・サイズ・仕様】

今回は、220V⇔100V・容量1500Wの変圧器を徹底比較していきたいと思います。

変圧器って色々あるけれど、違いがよく分からない・・・と言う方の参考になれば嬉しいです。

【変圧器】220V⇔100V対応│容量1500Wの比較

現在、220V⇔100V対応で、容量約1500Wの変圧器は、下記の４種類がありました。

他、LVYUAN（リョクエン）VTJP-1500VAなど中国メーカーの変圧器もありました。

比較一覧表

まずは、外観や価格・仕様を一覧にまとめました。（右にスクロールできます）

商品	デザイン	Amazon	楽天	Yahoo!	タイプ	入力電圧	出力電圧	周波数	容量	本体電源プラグ	出力プラグ	サイズ（幅×高さ×奥行）	重さ	コード長さ	安全機能	その他
日章工業 NDF-1500E		25,659円 ▶Amazon	22,500円 ▶楽天市場	22,462円 ▶Yahoo!	降圧専用	220V	100V	50Hz/60Hz	1500W	Cタイプ	Aタイプ×2	152×140×190mm	11.3kg	約160cm	管ヒューズ 7A 予備ヒューズ1本付き	・取っ手付き
日章工業 SPX-1600		40,273 ▶Amazon	40,280円 ▶楽天市場	41,330円 ▶Yahoo!	降圧専用	220V-240V	100V	50Hz/60Hz	1600W	SEタイプ	Aタイプ×1 Aタイプ（アース付）×1	118×149×240mm	6.9kg	約170cm	過電流プロテクタ（手動復帰）	・取っ手付き ・電気量がわかるインジケータ付き ・USBポート付き
日章工業 SK-1600E		29,269円 ▶Amazon	29,951円 ▶楽天市場	29,951円 ▶Yahoo!	降圧・昇圧	220V 100V	100V 220V	50Hz/60Hz	1600W	Cタイプ	Aタイプ×2	152×140×190mm	11.3kg	約170cm	管ヒューズ 250V 7A 予備ヒューズ1本付き	・取っ手付き ・本体電源はC型→A型プラグにできる
カシムラ NTI-20		23,848円 ▶Amazon	22,480円 ▶楽天市場	22,125円 ▶Yahoo!	降圧・昇圧	220V-240V 100V	100V 230V	50Hz/60Hz	1500W	Aタイプ	A/C兼用タイプ×2	134×110×175mm	6.0kg	約200cm	サーマルプロテクタ（自動復帰） ヒューズ内蔵
LVYUAN VTJP-1500VA		8,248円 ▶Amazon	11,210円 ▶楽天市場	9,517円 ▶Yahoo!	降圧・昇圧	220V-240V 100V-110V	100V-110V 220V-240V	50Hz/60Hz	1500W	Aタイプ	ユニバーサルモデル	196×150×132	4.6kg	150cm	サーマルプロテクタ（自動復帰） ヒューズ内蔵	・取っ手付き

同じ220V⇔100V対応・容量約1500Wの変圧器でも細かな違いがあります。

ここからは、項目ごとに比較していきます。

価格

価格面では、LVYUAN（リョクエン）VTJP-1500VAが圧倒的に安いです。

日本の老舗変圧器が2万円～4万円なのに対し、LVYUAN（リョクエン）VTJP-1500VAは1万円を切る価格です。

ただし、「220V→110Vにしか変圧できていない」という口コミがあったりと、製品に当たりはずれがありそうです。（確信が持てないので、この記事では比較対象外とさせていただきます）

日本メーカーの変圧器に限れば、日章工業の『NDF-1500E』か、カシムラの『NTI-20』が安いです。

	Amazon	楽天市場	Yahoo!
日章工業 NDF-1500E	25,659円 ▶Amazon	22,500円 ▶楽天市場	22,462円 ▶Yahoo!
日章工業 SPX-1600	40,273 ▶Amazon	40,280円 ▶楽天市場	41,330円 ▶Yahoo!
日章工業 SK-1600E	29,269円 ▶Amazon	29,951円 ▶楽天市場	29,951円 ▶Yahoo!
カシムラ NTI-20	23,848円 ▶Amazon	22,480円 ▶楽天市場	22,125円 ▶Yahoo!

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変圧タイプ

海外で使う変圧器には、降圧専用（ダウントランス）変圧器と降圧・昇圧両用（アップダウントランス）変圧器があります。

降圧・昇圧両用（アップダウントランス）は、海外はもちろん、日本国内で海外家電を使用する場合にも使えるので、渡航先で購入した家電製品を日本に持って帰り、帰国後も使えるというメリットがあります。

	降圧 （ダウントランス）	昇圧 （アップトランス）
日章工業 NDF-1500E	○ 220V→100V	×
日章工業 SPX-1600	○ 220～240V→100V	×
日章工業 SK-1600E	○ 220V→100V	○ 100V→220V
カシムラ NTI-20	○ 220～240V→100V	○ 100V→220V～240V

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入力電圧

入力電圧に着目してみると、『220V』または『220V-240V』の２つに分けられます。

	入力電圧
日章工業 NDF-1500E	220V
日章工業 SPX-1600	220～240V
日章工業 SK-1600E	220V
カシムラ NTI-20	220～240V

今後スライド（別の国に異動・再赴任すること）がある方は入力電圧が『220V-240V』対応の変圧器を選んでおくと、2か国目・３か国目でも使える可能性があります。

（中国220V→アメリカ120Vなど220-240V以外への国になると使えません）

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本体電源プラグ

本体電源プラグとは、変圧器本体から出ている電源プラグで、渡航先のコンセント形状と合っている必要があります。

渡航先のコンセント形状と違う場合は、変換プラグが必要になります。

	本体電源プラグ
日章工業 NDF-1500E	Cタイプ
日章工業 SPX-1600	SEタイプ
日章工業 SK-1600E	Cタイプ
カシムラ NTI-20	Aタイプ

変換プラグは数百円～千円程度で購入できるので、そこまで重要ではありませんが、コンセント周りをすっきりさせたい方や、最後の２つで悩んでいる方は本体電源プラグの形状で選んでもいいと思います。

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出力プラグ

日本から持って行った家電を挿す出力プラグ部分は、どの変圧器も日本のAタイプに対応しており、かつ２つずつ付いています。

しいて言うなら、カシムラの『NTI-20』がA/C兼用タイプになっています。

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見た目・サイズ

変圧器本体の見た目や大きさも異なります。

変圧器をオープンキッチンやリビングの目立つところで使う場合は、見た目やサイズを重視して選んでもいいでしょう。

	見た目	サイズ（幅×高さ×奥行）	幅	高さ	奥行
日章工業 NDF-1500E		152×140×190mm	大	中	中
日章工業 SPX-1600		118×149×240mm	小	大	大
日章工業 SK-1600E		152×140×190mm	大	中	中
カシムラ NTI-20		134×110×175mm	中	小	小

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動かしやすさ（重さ・取っ手）

引越し荷物の重量制限が厳しい方、変圧器を動かして使いたい方は、取っ手の付いているものや、軽い変圧器を選ぶといいでしょう。

ただし、軽いといっても6キロはあるので、変圧器を動かしながら掃除機を使うなどは現実的ではありません。

	重さ	取っ手
日章工業 NDF-1500E	11.3kg	あり
日章工業 SPX-1600	6.9kg	あり
日章工業 SK-1600E	11.3kg	あり
カシムラ NTI-20	6.0kg	なし

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安全対策

この記事で紹介している変圧器は全て、一定以上の負荷がかかった時に電流を遮断することで機器を過電流から守るための装置、または一定の温度を超えると電流を遮断する安全装置が付いています。（ご家庭にあるブレーカーのような働きをするもの）

	安全機能
日章工業 NDF-1500E	管ヒューズ 予備ヒューズ1本付き
日章工業 SPX-1600	過電流プロテクタ （手動復帰）
日章工業 SK-1600E	管ヒューズ 予備ヒューズ1本付き
カシムラ NTI-20	サーマルプロテクタ（自動復帰） ヒューズ内蔵

どの変圧器も安全機能付きなので、万が一のときにも安心ですね。

ただし、管ヒューズが切れてしまった場合、交換する必要があるので、容量オーバーしないように気を付けましょう。

日章工業の『NDF-1500E』と『SK-1600E』は、交換用の管ヒューズが１本付いており、保護機能が作動した場合は自分で管ヒューズ交換して復帰することができます。

また日章工業の『SPX-1600』は、手動復帰型なのでヒューズ交換は必要ありません。

当社製品の保護回路付き変圧器には、保護機能が作動した場合に手動復帰タイプと自動復帰（約20～30分後）のタイプがあります。 また、保護機能が作動した場合に管ヒューズ交換で復帰するタイプとヒューズ内蔵タイプがあります。ヒューズ内蔵タイプは復帰しませんのでメーカー修理が必要となります。

日章工業株式会社ホームページより

カシムラの『NTI-20』も、管ヒューズ交換で復帰することが可能ですが、管ヒューズは付いていないので別途購入する必要があります。

ヒューズが切れてしまった場合は、本体背面のヒューズボックスのコックをマイナスドライバーなどで左へ45°回転させ、中に入っているヒューズを交換してください。（別売り）

株式会社カシムラ　ホームページより

どちらにしても、容量に余裕を持って使用することが大切です。

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容量の計算方法

変圧器は負荷がかかった場合を考慮し、余裕を持って容量を選ぶ必要があります。

詳しくはこちら▶　【海外赴任準備】変圧器の用意は必須？容量の計算方法は？

１時間以上の連続使用については、家電の消費電力×1.25倍の変圧器容量が必要という点は、日章工業とカシムラで共通しています。

ただし、熱を発する・モーター内蔵・起動時に大きな電流が加わる製品については、日章工業は家電の消費電力と同じ変圧器容量でいいのに対し、カシムラの変圧器は消費電力×２～３の変圧器容量が必要となります。

上記の製品であれば、日章工業のほうが必要な容量が少なくていいです。

	変圧器の容量	消費電力目安 【連続使用】	消費電力目安 【モーター内蔵など】
日章工業 NDF-1500E	1500W	1200W	1500W
日章工業 SPX-1600	1600W	1280W	1600W
日章工業 SK-1600E	1600W	1280W	1600W
カシムラ NTI-20	1500W	1200W	500～750W

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その他（USBポート・インジケータ）

日章工業SPX-1600には、USBポートや使用中の電気量がわかるインジケータも付いています。

USB接続したい方や、「どれぐらいの電気量を使っているのかな？」と気になる方は安心ですね。

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まとめ

今回は、220V⇔100V対応・容量1500Wの変圧器を徹底比較しました。

価格・デザイン・サイズ・重さ・プラグ形状など、何を重視するのか？ポイントを絞って選んでみてくださいね！

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▼この記事で紹介した変圧器 一覧